知ってます

毎度お馴染み、女性車両にて通勤中。
いつものように、低俗な記事など読みつつ、ふと目をあげると三人の男性グループがいた。あ、と思ってすかさず、女性専用車両の時間を確認(私は自分でも驚くぐらいの早とちりなんです)やはり、女性の時間だなあ、とどうしよう、知らないのかな、、、とうじうじしていた。というか、にわかにゴシップ心に火をつけて見ていた。

そしたら、隣にいたおばさんが「ここ、女性専用ですよ」と!
勇気ある!しかも、電車が止まったときにいってあげると言う優しさ!すぐ降りられるもんね!

そしたらですよ。その中の一人がいった台詞、たぶん私一生忘れません。

「知ってます」

なんという、シンプルな言葉。
知ってた!彼ら知ってた!

ちょうどそこで目的駅に着いたので、後ろ髪引かれつつ降りた。逆上しつつある、おばちゃんの声を背中にして。

あの人たち、知ってて乗ってたのかー。
だいぶ、きちんとした人たちだったけどな。
理由はなんだったんだろか。未だに気になる。